Q.会社売却の際、連帯保証(個人保証)はどうなる?
Answer
借入金の完済、金融機関との交渉等により、連帯保証(個人保証)を外します。
会社売却の際、会社経営者に連帯保証(個人保証)がついているケースは多くあります。この連帯保証(個人保証)のことを「経営者保証」と言います。
もし連帯保証を外さないまま会社売却を完了した場合、買主による会社経営が破綻した際には金融機関から売主に対して借入金の返済の請求がなされ、借主はこれを拒むことができません。
このような事態をあらかじめ防ぐため、会社売却の際には、
①会社運転資金から完済可能である場合には借入金を完済する
②買主が会社取得と同時に借入金を完済する
③金融機関と交渉し連帯保証を外してもらう
④金融機関及び買主と交渉し、連帯保証を売主から買主に付け替えてもらう
といういずれかの方法を実施します。売主経営者の連帯保証について何の手当てもしないまま会社売却を進めてしまわぬよう、くれぐれもご注意ください。
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